一緒に稽古をさせてもらっている少年の胴が、以前から傷だらけで気になっていたので、塗り直しをさせてもらいました。昨年のクリスマスまでに仕上げたかったのですが、12月頭に2週連続で体調を崩してしまい、年を越してしまいましたが、今日、地域の稽古始めでお渡しすることができました。
本人からは、青系の色での塗の希望が出ていましたが、伝統的には赤系の方が一般的? 自分の好みや塗料の都合もあって、赤をベースに溜を塗って、研ぎ出しました。下地から丁寧に塗り重ねて、10層ほどになっているでしょうか? きちっと塗ってあるので、少年用の胴とはいっても、かなり深みのある仕上がりになっています。
色についても、胸の飾り糸が赤いので、胴台も赤でよくあっていると、自己満足しています。
この胴の他に、お兄さんの胴も同時進行で塗っていましたが、仕上げ塗の磨きでしくじってしまい…お兄さんの胴はちょっとお預けです。早くお渡ししようと、急いたのがいけなかったです。
2月に入ると、しごとが繁忙期に入ってしまいますが、できるだけ1月中のお渡しを目指しつつ、お兄さんの胴はじっくりと仕上げる予定です。